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A15 組体操のピラミッドが崩れる理由

子どもの発達や教育を支援するための発表会に参加したのですが、興味深いことを学びました。

「原始反射」という言葉です。

「原始反射」が残っている児童は四つん這いがうまくできないそうです。

 

胎児が生き残って成長するために子宮の中にいるときに既に備わっている自動反射的な動きで、脳幹でコントロールされ、胎児期の出生から成長の時期には欠かせない本能のようなものとのこと。成長して中枢神経系が発達してくると、脳幹ではなく大脳がコントロールするようになるので「原始反射」は抑制されてくるのが普通らしい。

 

しかし、小学生くらいの児童期には「原始反射」が残っている子どもがまれにいて、そのこと自体は成長とともに普通は解消されるので病気ではないが、身体の動きだけでなく精神面でも若干の不都合が生じることがあるようです。たとえば、ストレスにとても弱く、パニックになったりヒステリーになったりすることなどです。

 

身体の動きについては、たとえば、四つん這いで右を向くと左ヒジが自動反射的に曲がってしまう(その反対に左を向くと右ヒジが曲がる)ことが起きたり、四つん這いで上を向くとお尻がどうしても地面についてしまうことも起きたりするそうです。

 

これが、運動会で組体操のピラミッドが崩れてしまうことが頻発している理由なのではないかと研究されているようです。小中高の成長期は心も身体も脳も成長期ですので、勉強もスポーツもたくさんして、いろんなものを見たりいろんな人と話しをして豊かな感情も育てるようにしたいものです。