今回は、過去問を使って、どのような視点から合格作戦を考えるべきかをお話します。
【1】まず、実質倍率(実際の受験者と合格者の人数で計算された数字)から棒グラフを作ります。
実際の受験者の数字の棒グラフを書いて、その棒グラフの一番上から、合格者の人数に相当する部分に色をつけてみてください。
これにより、自分が全体の中でどれくらい上位に入らなければ合格できないかを視覚化できます。
受験はクジ引きではないのです。
たとえば、倍率5倍の場合、5人に1人合格するということではなく、実際の受験者全体の上位20%に入らなければ絶対に合格できないということになります。
クジ引きではないので、合格できる人は何度受けても合格しますし、落ちる人は何度受けても絶対に受かりません。
マグレは絶対にありえません。このことを肝に銘じてください。
【2】次に合格最低点をチェックしてください。
もちろん自分の得意科目は出来る限り高得点を目指しますが、それ以外の科目については、満点〜高得点を目指す考えを捨てることです。
そして、どうすれば合格最低点以上を取れるか、ひたすら考えてください。
【3】具体的には、試験の制限時間と問題構成をチェックし、時間配分を考えます。
もし自分の解きやすい設問があればそれを優先的に解くべきです。もし機械的な作業で解ける設問があれば、あらかじめ手順を想定して準備しておきましょう。
あるいは、自分にはどうしても歯が立たない設問があれば、その優先順位を下げることも作戦の一つです。
いずれにせよ、各設問の効率の良い解き方を自分で見つけ出すことが大事です。

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