英語の勉強法

どの科目も同じですが、勉強しないで成績が上がる魔法はありません。特に英語は勉強時間を確保して慣れることが大事です。そうすれば、勉強時間にほぼ比例して成績は上がります。成績が上がらないのは勉強時間が足りないからです。頭の良し悪しはほとんど関係ありません。苦手な人は学年にこだわらずに、まずは基礎に戻って慣れることから始めましょう。

受験英語の基本は、語彙力・文法・構文です。基本的な語彙力(単語・熟語)を身につけた後、文法や構文を確認しながら頻出問題を演習していきます。語彙力・文法・構文の3本柱をしっかりと固めてから、読解と作文、さらに過去問に進んでいきましょう。

先取り学習をする場合は英検でレベルチェックをしていきましょう。英検3級で標準的な公立高校合格レベル、2級で中堅の私立大学合格レベルです。難関大学の志望者は準1級を目指してください。英検3級以上からリスニングとライティングも出題されますので、入試対策にも最適です。

勉強ガイド|英語の勉強法

初学者向け

小学生向けのドリルにじっくり取り組み、英語に慣れていきます。問題集に付属のCDも活用してください。小学生だけでなく、英語が苦手な中学生も、これらの教材を使って基礎からやり直してみましょう。


英検対策

予想問題ドリルはできれば3回は繰り返したいところです。検定試験が近づいてきたら過去問で実践演習します。直前の3回分の過去問は英検協会のホームページで無料公開されています。

問題集を購入する場合は、CD別売りのものではなく、CDが最初から付属しているものを買いましょう。毎年6月の試験で、中3は3級に、高3は2級に合格できていれば、理想的な形で夏休みに入り、年明けの本番の入試にも自信をもって臨むことができます。英検は履歴書に書ける資格ですし、バランスの取れた内容で入試対策にもなりますので、受験生は積極的に利用することをおすすめします。


中学英文法

<参考書>

高校受験用の英文法の参考書は、辞書のように使えるものを1冊用意しておきましょう。学校で指定されたものでも構いません。くもんやZ会のものはカラフルな解説で分かりやすく工夫されています。サピックスのものは例題や練習問題が充実しています。

<問題集>

英文法の問題演習は、パターンドリルを学校の勉強と併行してやっていきましょう。

難関校・トップ校を受験する人は、パターンドリルの高校英文法基礎や、東進ブックスなどで高校の英文法をかじっておくことをおすすめします。


中学英単語

英単語は、日頃から簡単な辞書代わりに使えるような単語集を用意しておき、普段の学校の勉強でも知らない単語を調べる時にこまめに使いましょう。中2の夏休み頃から、英単語MAX2400とパターンノートを始めてください。この2冊を受験本番まで何度もくり返して完璧に仕上げてください。


高校受験

受験する高校が決まったらすぐに過去問を入手しておきましょう。過去問をやる前に「50%以上が解ける」をやり、過去問をやった後は「50%以下しか解けない」でレベルアップをします。このルーチンを3回繰り返しましょう。


高校英単語

ある程度の語彙(単語・熟語)は集中して覚えなければなりません。学校で配られた単語集で全く問題ありませんので、それを使いましょう。どうしても頭に入らない時は、書き覚えノートにひたすら書きまくってください。


高校英文法

大学受験用の英文法の参考書は、高校受験の時よりも詳しいものを1冊用意しておきましょう。学校で配られた文法書で全く問題ありませんので、それを使ってください。それ以外にも、実況中継をこまめに読み込んでいくことをおすすめします。


大学受験

<構文>

大学入試の長文読解では、まず構文(英文の構造)を正確に見抜くことができなければなりません。語彙力と文法に自信がある人は、難しめの構文の参考書に挑戦してみてください。

故伊藤和夫師の名著。時代を経ても色褪せません。整序問題で構文を攻略。

難解な構文を分析しながらワンパラグラフ程度を読み解く。読了できれば無敵。


<長文読解>

構文の勉強が終わったら、あとはひたすら長文を読んで武者修行を積み、過去問を始めましょう。長文問題集は河合塾に良いものが多いです。


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