読解力はあらゆる勉強の基本であり、読解力があれば国語だけでなく他の科目の成績も上がります。人間は言葉で物事を考えるので、読解力は論理的思考能力と密接につながっているのです。読解力の育成にはやはり読書が欠かせません。志望校の入試で頻出の著者がいれば、その著書を中心に読書をしていきましょう。
語彙を増やすためには漢字の習得が必須ですが、漢検をベースにするのが効果的です。現代文は、読書(読解力)と漢字の勉強(語彙力)を続けながら、解説の充実した問題集を使って演習していきます。
古文・漢文は、まずは基礎的な参考書で必修内容を確認します。古文は単語のほか、活用・助動詞・助詞・敬語などの文法が重要です。頻出古典は学習漫画で親しんだ後に問題演習します。漢文は返り点・返読文字・再読文字などの文法を確認した後に、音読を繰り返し、問題演習をしていきます。古文・漢文は勉強した分だけ成績が上がります。
まずは好きな本を読むことから始めましょう。勉強している中で好きな作者に出会えたら、その人の著書を読みあさってみましょう。
論理エンジンには詳しい解説がついています。設問に正解することも大切ですが、解説を読んで理解しようとする作業自体が読解力を育成していきます。創拓社出版の問題集では、頭の中でどのように考えて文章を読んでいけばよいかという手順がかみ砕いて説明されています。
過去問は、受験校が決まったらすぐに入手して、頻出する著者などの出題傾向を分析しましょう。水王舎の問題集は学年にこだわらないで、どんどん先取り学習をしていきましょう。ベストチェックはすべての重要事項を確認することができます。
出題範囲が決まっているので、過去問で間違えた漢字を繰り返し学習していけば、上の学年の級でもすぐに合格点が取れるようになります。開成中学の入試でも中学生レベルの漢字は出題されませんし、東大の入試でも難しい漢字は出題されません。小学生は5級(小学6年生レベル)、中学生は3級(中学卒業レベル)、高校生は2級(常用漢字すべて)を目指してみましょう。
5分間ドリルで毎日コツコツ勉強していき、試験が近くなったら実物大過去問を時間を計って本番の練習をしてください。本番直前には間違えた漢字を重点的に復習すれば合格間違いありません。
小学生は、いちまるのドリルがおすすめです。
過去問は、受験校が決まったらすぐに入手しておきます。過去問をやる前に「50%以上が解ける落とせない入試問題」をやっておき、やり終えた後は「50%以下しか解けない差がつく入試問題」でレベルアップをします。このルーティンを出来れば3回繰り返します。弱点分野があれば個別の問題集で補強しましょう。くもんのスタートドリルは頻出古典が繰り返し勉強できるように作られています。小学館の楽しく学ぶ漢文にはCDがついており、漢文特有のリズムに馴染むことができます。
■ これがオススメ!
<知識問題>
大学によって出題傾向はかなり異なりますので、過去問をじっくり分析して頻出分野の対策を講じることが欠かせません。
頻出する語彙などは問題集で最終チェックしておきましょう。
<現代文>
河合塾の参考書がおすすめです。いたずらにテクニックに走ることはせず、また、答えが合っていたか否かに一喜一憂するのではなく、なぜこれが正答になるのかを解説を読んでしっかりと考えることが大事です。
<古文>
古文の単語帳は学校で配布されたもので十分です。小テストがあるなら毎回、全力で取り組んでください。文法は河合塾のドリルとトレーニングを何度も繰り返してください。現代語訳に正確に置き換えることができるように心がけていくことが勉強のコツです。
<漢文>
漢文は、まずはこの一冊をこなしておくべきです。